皆さん、こんにちは!最近、農業に興味を持ったけど、どんなことができるのかな…と感じていませんか?今回のオープンキャンパス・体験実験では、岩手大学農学部・栽培施設学研究室が開発した、誰でも作れるDIYスマート農業システムをご紹介いたします。このシステムを使えば、スマホで植物の生育状況を監視しできて、システムが自動で水やりまでしてくれるんです!
手軽にスマート農業を体験!どんなシステムなの?#
このシステムは、小さなコンピューター「ESP32マイコン」を心臓としたIoT植物栽培環境モニタリングシステムです。ESP32は、WiFiに接続してインターネットと繋がるのが得意!様々なセンサーと組み合わせて、植物の生育に重要な物理量を自動で取得してくれます。
具体的には、以下のセンサーを使って植物の状態をリアルタイムで監視します。
- DHT22 (温度・湿度センサー): 植物にとって快適な温度と湿度を常にチェック!
- BH1750 (光センサー): 植物の光合成に必要な光量を正確に測定!
- 土壌水分センサー: 土壌の湿り具合を数値で表示!これが一番のポイント!
- リレーモジュール: 水ポンプを制御して、自動で水やりを行います!
土壌水分センサーが設定値以下の水分状態を検知すると、自動で15秒間灌水。さらに、水のやりすぎを防ぐために、最低30秒間隔でしか灌水しない安全機能も搭載しています。
スマホで簡単操作!まるで未来の農家さん!#
このシステムを自慢しちゃおうと思う点は、スマホのブラウザからWiFi経由で、いつでもどこでも栽培環境の温湿度、光状態、水分状態を確認できること!今回のでデモではパスワードは設定していませんが、セキュリティーのためにパスワード設定も可能です。今回のデモでは3秒ごとに更新されるリアルタイムデータで、植物の状況を細かく把握できます。さらに、10秒ごとに記録されたデータはCSV形式でダウンロード可能。Excelなどで分析して、植物栽培環境の履歴を詳しく調べることができます。
高校生でも挑戦できる!学びがいっぱいのシステム!#
このDIYスマート農業システムは、単なる便利ツールではありません。高校生でも理解できるよう設計されており、様々な学びの機会を提供します。
- プログラミング学習: システムの制御プログラムはC++で記述されており、プログラミングの基礎を学ぶ絶好のチャンスです。
- IoTとデータ分析の基礎: センサーデータの収集、処理、分析を通して、IoTとデータ分析の基礎を体験できます。
- 植物生理と最適栽培環境の理解: 植物の生育に必要な環境条件を学び、最適な栽培環境について理解を深めます。
技術仕様:
- リアルタイム更新間隔:3秒
- データ記録間隔:10秒
- データダウンロード形式:CSV
- 安全機能:灌水間隔最低30秒
未来の農業を担う皆さん!このDIYスマート農業システムで、スマート農業を体験してみませんか?植物の成長を支える喜びと、最先端技術に触れる楽しさをぜひ味わってください!詳しい情報は、岩手大学栽培施設学研究室までお問い合わせください!