メインコンテンツへスキップ
  1. 漫画deブログ/

スマホで畑を管理!栽培施設学研究室の手作り!DIYスマート農業システムで未来の農業を体験しよう!

3 分· ·
研究 技術 DIYスマート農業 ESP32 IoT センサー 栽培技術
Uzuki-lab
著者
Uzuki-lab
栽培施設学・植物生体情報センシング・DIYスマート農業。先端技術で持続可能な農業の未来を創造し、漫画deブログで発信中。
目次
スマート農業システム - この記事は連載の一部です
パート : この記事

IoT植物栽培システム全体図
IoT技術を活用した植物栽培環境モニタリングシステム
図2:IoT技術を活用した植物栽培環境の包括的なモニタリング・制御システム

皆さん、こんにちは!最近、農業に興味を持ったけど、どんなことができるのかな…と感じていませんか?今回のオープンキャンパス・体験実験では、岩手大学農学部・栽培施設学研究室が開発した、誰でも作れるDIYスマート農業システムをご紹介いたします。このシステムを使えば、スマホで植物の生育状況を監視しできて、システムが自動で水やりまでしてくれるんです!

手軽にスマート農業を体験!どんなシステムなの?
#

このシステムは、小さなコンピューター「ESP32マイコン」を心臓としたIoT植物栽培環境モニタリングシステムです。ESP32は、WiFiに接続してインターネットと繋がるのが得意!様々なセンサーと組み合わせて、植物の生育に重要な物理量を自動で取得してくれます。

ESP32スマート農業システム概要
ESP32マイコンを使ったスマート農業システムの概要図
図1:ESP32マイコンを中心としたスマート農業システムの全体像

具体的には、以下のセンサーを使って植物の状態をリアルタイムで監視します。

センサー構成
各種センサーの実装例
図3:温湿度センサー、光センサー、土壌水分センサーの実装例

  • DHT22 (温度・湿度センサー): 植物にとって快適な温度と湿度を常にチェック!
  • BH1750 (光センサー): 植物の光合成に必要な光量を正確に測定!
  • 土壌水分センサー: 土壌の湿り具合を数値で表示!これが一番のポイント!
  • リレーモジュール: 水ポンプを制御して、自動で水やりを行います!

土壌水分センサーが設定値以下の水分状態を検知すると、自動で15秒間灌水。さらに、水のやりすぎを防ぐために、最低30秒間隔でしか灌水しない安全機能も搭載しています。

スマホで簡単操作!まるで未来の農家さん!
#

このシステムを自慢しちゃおうと思う点は、スマホのブラウザからWiFi経由で、いつでもどこでも栽培環境の温湿度、光状態、水分状態を確認できること!今回のでデモではパスワードは設定していませんが、セキュリティーのためにパスワード設定も可能です。今回のデモでは3秒ごとに更新されるリアルタイムデータで、植物の状況を細かく把握できます。さらに、10秒ごとに記録されたデータはCSV形式でダウンロード可能。Excelなどで分析して、植物栽培環境の履歴を詳しく調べることができます。

高校生でも挑戦できる!学びがいっぱいのシステム!
#

このDIYスマート農業システムは、単なる便利ツールではありません。高校生でも理解できるよう設計されており、様々な学びの機会を提供します。

  • プログラミング学習: システムの制御プログラムはC++で記述されており、プログラミングの基礎を学ぶ絶好のチャンスです。
  • IoTとデータ分析の基礎: センサーデータの収集、処理、分析を通して、IoTとデータ分析の基礎を体験できます。
  • 植物生理と最適栽培環境の理解: 植物の生育に必要な環境条件を学び、最適な栽培環境について理解を深めます。

技術仕様:

  • リアルタイム更新間隔:3秒
  • データ記録間隔:10秒
  • データダウンロード形式:CSV
  • 安全機能:灌水間隔最低30秒

未来の農業を担う皆さん!このDIYスマート農業システムで、スマート農業を体験してみませんか?植物の成長を支える喜びと、最先端技術に触れる楽しさをぜひ味わってください!詳しい情報は、岩手大学栽培施設学研究室までお問い合わせください!

スマート農業システム - この記事は連載の一部です
パート : この記事

関連記事

DIYスマート農業で地域を変える挑戦
5 分
研究開発 技術開発 研究 DIY スマート農業 IoT 地域創生
塩水を有効利用する未来の栽培技術
3 分
研究開発 技術開発 研究 栽培技術 塩水利用 もみ殻培地
研究紹介
1 分
漫画deブログ 研究 研究紹介 漫画 栽培施設学
お問い合わせ
プライバシーポリシー
メンバーと研究
免責事項・著作権
研究業績